ショーツと女性の体型研究 TORATANI SHORTS & BODY RESEARCH

締め付け・ゆとりと着くずれ

ショーツは、
きつければずれにくい?

ショーツは、きつければずれにくいとは限りません。

ゆるすぎると衣服は動きやすくなりますが、強く締めすぎると圧迫感や食い込みが増えます。 ずれにくさは、締め付けの強さだけでなく、足口の位置・サイズ・生地の伸び方を合わせて考える必要があります。

このページで分かること

01

ゆとりが大きいと、衣服は動きやすい

身体と衣服の間に余りが多いと、動いたときの移動量も大きくなります。

2008年の「パンツの着くずれに関する研究」では、女性4人がサイズや股上の異なるパンツを着用し、 立位から座位、立位からしゃがむ動作の途中で、身体とパンツの位置がどう変わるかを三次元動作解析で調べています。

その結果、ゆとりのある足首や膝の部分から先にずれが生じ、 その後、ウエストなどゆとりの少ない部分へずれが広がる傾向がみられました。

また、ローライズで、ゆるく大きいパンツほど、後ろウエストの下方向へのずれが大きい という結果も示されています。

ゆるすぎる場合

身体と衣服の間で、
衣服が動きやすくなる。

「大きめを選べばずれにくい」とは限りません。

02

では、強く締めればよいのか

締め付けを強くすると衣服は動きにくくなりますが、着心地には別の問題が出ます。

1991年のガードル研究では、素材・パターン・構成の異なるガードルを着用し、 動作時の着心地と衣服圧を調べています。

被験者は、ウエスト前面、脚の付け根、大腿部など、姿勢変化で身体の形が大きく変わる場所に不快感を感じやすく、 衣服圧が30〜40mmHg以上になると強い不快感が増えました。

ゆるすぎる

身体と衣服の間に余りが多く、動いたときに衣服が移動しやすくなります。

締め付けが強すぎる

身体の変形する場所に強い圧がかかり、締め付けや食い込みを感じやすくなります。

大切なのは

強く締めることではなく、
動いても位置が変わりにくいこと。

03

開口部をどこに置くかでも、ずれは変わる

衣服の端が、身体の大きく変形する場所にあると、動作の影響を受けやすくなります。

同じガードル研究では、脚の付け根や大腿部のように、姿勢によって形が大きく変わる場所を中途半端に覆うと、 着心地が悪くなりやすいことが確認されました。

そこで研究では、脚開口部を高い位置にするか、大腿部全体を覆う丈にして、 開口部を身体の変形が大きい場所の途中に置かない ことが、ずれや食い込みを減らすうえで重要だとしています。

締め付けだけではない

足口の強さと、
足口の位置は別の問題。

同じ強さの足口でも、身体のどこに置くかによって、動作時の影響は変わります。

04

ずれにくさは、4つを一緒に考える

ショーツでは、締め付けだけでなく、サイズ・伸び・位置・包む形が関係します。

01 / サイズ

大きすぎない

ゆとりが大きすぎると、身体に対して衣服が動きやすくなります。

02 / 生地

身体の変形についていく

動いたときに必要な方向へ伸び、身体の形に沿えることが必要です。

03 / 足口

変形の大きい場所の途中に置かない

衣服の端をどこに置くかで、動いたときのずれ方が変わります。

04 / 包む形

お尻の下側まで包む

お尻の丸みの途中で足口を止めず、下側まで生地を伸ばして位置を安定させます。

05

トラタニは、強く締めて止めるのではなく、位置で安定させる

足口の強さだけに頼らず、お尻と太ももの境目付近まで包む形を使います。

トラタニでは、後ろ身頃をお尻と太ももの境目付近まで伸ばし、 足口がお尻の丸みの途中にかかりにくい形にしています。

そのうえで、ボックス・細幅レース・足ゴムという足まわりの違いを用意しています。 ずれにくさを「強く締めること」だけで作るのではなく、 お尻をどこまで包むか、足口をどこに置くか、生地がどう伸びるか を組み合わせて考えています。

トラタニのショーツづくり

締め付ける強さだけに頼らないショーツ

ゆるすぎれば衣服が動きやすく、締め付けを強くすれば当たりや圧迫感が気になることがあります。ショーツでは、足口の位置、身体を包む形、生地の伸び方を合わせて考えることが大切です。

トラタニは、お尻と太ももの境目まで包んで位置を安定させる立体裁断を基本に、ほどよく伸びる生地やウエスト・足まわりの締め付け感にも配慮しています。

トラタニ3Cショーツの機能を紹介する図

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