ショーツと女性の体型研究 TORATANI SHORTS & BODY RESEARCH

お尻の形の違い

お尻の形は、
なぜ人によって違う?

お尻の形が人によって違うのは、骨格・筋肉・脂肪・皮下組織の組み合わせが一人ひとり違うためです。

そのため、同じヒップサイズでも、横幅、後ろへの丸み、下側の厚み、お尻と太ももの境目は同じとは限りません。

お尻の形は、どこが人によって違う?

「お尻の形」といっても、違いは一か所ではありません。主に次のような部分に個人差があります。

形の違いが出るところ 主に関係するもの
横幅 骨盤まわりの幅や骨格
後ろへの丸み 大臀筋の大きさ・厚み
下側の厚み・丸み 皮下脂肪の量と分布
お尻と太ももの境目 皮膚を内部につなぎ止める線維構造など

これらの組み合わせが違うため、ヒップ周囲が同じでも、 横に広い、後ろに丸みがある、下側まで厚みが続くなど、見た目の形は変わります。

このページで分かること

このページでは、人によるお尻の形の違いを見ます。 座る・歩く・しゃがむなど、動いたときのお尻の形の変化は別ページで紹介しています。

01

まず、骨格が土台になる

骨盤まわりの幅や形によって、お尻の横方向の広がり方が変わります。

MRI・写真・身体寸法を使って女性の臀部を比較した研究では、 お尻の形には骨盤まわりの幅が関係していました。 腸骨稜まわりの幅やヒップの横幅が違うと、同じくらいの周囲径でも輪郭は変わります。

ただし、骨格だけでお尻の形が決まるわけではありません。 その上にある筋肉や脂肪の量と位置が重なって、最終的な形になります。

02

後ろへの丸みには、大臀筋も関係する

筋肉の大きさや厚みが違うと、お尻の後方への突出も変わります。

女性の臀部をMRIで比較した研究では、後ろへの突出が大きいグループで、 大臀筋が大きく、厚い という特徴がみられました。

この研究では、皮下脂肪量は比較したグループ間で同程度でした。 つまり、後ろへの丸みの違いを「脂肪の量だけ」で説明することはできません。

同じくらい脂肪があっても

筋肉の大きさが違えば、
後ろへの丸みも変わる。

03

皮下脂肪は、場所によって厚さが違う

「脂肪が多い・少ない」だけでなく、「どこにあるか」も形に関係します。

臀部の解剖研究では、皮下脂肪はお尻の中央部で厚く、外側では薄いことが確認されています。 また、日本人女性を調べた研究でも、臀部の皮下脂肪は場所によって厚さが異なり、年代によって分布も変わっていました。

若い日本人女性を追った研究では、体重や身体の周囲寸法がほとんど変わらなくても、 腰まわりや下尻の皮下脂肪が増えた例もあります。

周囲寸法だけでは分からない

脂肪が「どこにつくか」で、
下尻の厚みや丸みが変わる。

04

皮膚を内部につなぎ止める組織も、輪郭を作る

お尻は、骨・筋肉・脂肪の上に皮膚が乗っているだけではありません。

解剖研究では、仙骨側やお尻と太ももの境目付近に、 皮膚を深い組織へ固定する線維構造が確認されています。

こうした固定の位置が、お尻の溝や下尻の境目、表面のくぼみなどの立体的な輪郭に関係します。 とくに臀溝の内側には強い線維構造があり、外側では固定の仕方が異なります。

05

体重や年齢で、この組み合わせも変わる

お尻の形は固定されたものではなく、体重や年代によって変化します。

5歳から83歳までの女性132人を調べた研究では、 成人以降の臀部形状には体重の影響が大きく、 体重増加に伴ってお尻が下がり、臀溝が下方向・外方向へ移動する傾向がみられました。

また別の女性115人の研究でも、年齢や体重と臀部の幅・臀溝の長さに関係がみられています。

06

同じヒップサイズでも、お尻の形は同じではない

ヒップ周囲は一周の長さですが、その中身は人によって違います。

01 / 骨格

横方向の土台

骨盤まわりの幅や形が、お尻の横方向の輪郭に関係します。

02 / 筋肉

後ろへの丸み

大臀筋の大きさや厚みが、後方への突出に関係します。

03 / 脂肪

厚みと分布

皮下脂肪がどこに厚くつくかで、丸みや下尻の形が変わります。

04 / 皮下組織

境目やくぼみ

皮膚を固定する線維構造が、お尻の溝や下側の輪郭に関係します。

これらが重なって一人ひとりのお尻の形になります。 そのため、ヒップ周囲が同じでも、横幅、後ろへの突出、下尻の厚み、太ももへのつながり方は同じとは限りません。

07

ショーツは、この立体的な形を包む

サイズ表の数字だけでなく、お尻の下側まで包める形が必要です。

ショーツが覆うのは「ヒップ○cm」という数字ではなく、骨格・筋肉・脂肪・皮下組織が作る立体的な身体です。

お尻の丸みが後ろへ大きい人、下側まで続く人、太ももへなだらかにつながる人など、形には個人差があります。 そのためトラタニでは、ヒップ寸法だけでなく、お尻の下側まで後ろ身頃で包む形を重視しています。

トラタニのショーツづくり

お尻の形の違いに合わせて、下まで包む

骨格・筋肉・脂肪などの組み合わせで、お尻の丸みや下側の輪郭は一人ひとり違います。同じヒップ周囲でもショーツの収まり方は変わるため、サイズだけでなく、後ろ身頃がお尻の下側をどう覆うかが大切です。

トラタニは、後ろ身頃をお尻と太ももの境目まで延ばす立体裁断で、お尻の丸みの途中から生地が上がりにくい形を目指しています。

トラタニ独自の立体裁断を示す構造図

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