ショーツの足口・足まわりの種類と違い
ショーツのはき心地は、ウエストや丈だけでなく、 足口をどう作るかでも大きく変わります。 足ゴム、足細幅レース、ボックスでは、 足の付け根への当たり方やフィット感が違います。
女性用ショーツでまず大切なこと
男性と女性では、お尻まわりの肉付きや丸みが違います。 女性はヒップの丸みが大きいため、歩く・座る・立つ・かがむといった日常動作で、 お尻まわりの形が男性より大きく変わります。 そのため女性のショーツでは、ずり上がりや食い込みが起こりやすくなります。
ずり上がりや食い込みは不快なだけでなく、お尻の段差となってアウターにも響きます。 トラタニでは、ずり上がりにくく、食い込みにくいことを女性用ショーツの基本性能の一つ と考えています。
足口は「締める部分」ではなく、ショーツの位置を安定させる部分
足口は、単に脚にゴムを当てて止めるためだけのものではありません。 お尻を包んだショーツが動いたときにどこへ移動するかにも関係します。
強く締めればずれにくい、弱ければ楽、という単純な話ではなく、 お尻を包む型紙と、足口の位置・形・素材の組み合わせではき心地が決まります。
代表的な足まわりは3タイプ
3タイプの違いを比べる
| タイプ | 足まわりの作り | はき心地 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ボックス | 太ももの上部まで生地で覆う | 3タイプの中で最も足の付け根の締め付けが少ない | 足の付け根のストレスを減らしたい人 |
| 足細幅レース | 細幅レースが足口に沿う | やさしくフィットする軽やかなはき心地 | 締め付けを抑えながら適度なフィット感がほしい人 |
| 足ゴム | 足口にゴムを使う | キュッとする、しっかりしたはき心地 | 足まわりに安定感を求める人 |
同じ足口でも、お尻をどう包むかで変わる
足ゴムならずり上がらない、ボックスなら必ず楽、というわけではありません。 足口だけを見ても、ショーツ全体のはき心地は分かりません。
お尻の途中で止まる形では、動くたびに足口や後ろ身頃が上へ移動しやすくなります。 お尻をしっかり包み、足口をお尻と太ももの境目付近に置くことで、 動いたあともショーツの位置が変わりにくくなります。
ボックスタイプは「足の付け根まで立体か」も重要
ボックスタイプは足の付け根をゴムで締め付けにくい反面、 一般的な平面的な形では、 座ったときに前足口が巻き上がり、鼠径部を圧迫することがあります。
トラタニのボックスタイプは、 お尻だけでなく足の付け根部分も立体裁断です。 座ったときも前足口が巻き上がりにくく、 鼠径部を圧迫しにくいため、足の付け根のストレスが少なくなります。
履き込み丈と足まわりは別の選択肢
「ローライズだから足まわりも軽い」 「普通丈だから足まわりもしっかりしている」 という関係ではありません。
履き込み丈はお腹をどこまで覆うか、足まわりは脚の付け根をどう作るかの違いです。 両方を別々に選ぶと、自分に合うショーツを見つけやすくなります。
足まわりは、好みだけでなく生活のしかたでも選ぶ
足の付け根の締め付けをできるだけ減らしたいならボックス、 軽やかなフィット感なら足細幅レース、 足まわりにしっかりした安定感がほしいなら足ゴム。
さらに、よく動く、長時間座るといった生活のしかたまで考えると、 自分に合う足まわりを選びやすくなります。